2009年3月アーカイブ

あい・あーる・けあ株式会社製造の車椅子電動補助装置『チェアーライダー』を試乗して来ましたのでレポート報告します。

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パーツ構成

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取付イメージ

① 注目度・関心度: 興味、入りやすさ(抵抗感の有無) ★★★★★(5.0点)
お手持ちの車椅子を手動と電動で使い分けしたいというユーザー向けの電動補助装置で、上肢に障害のある頚髄損傷者でも使用できるか非常に興味あり

 

② 操作性:  使いやすさ、心配り度 ★★★★(4.0点)
チェアーライダーの大きな特徴は"必要なときだけ"手動式車椅子を簡単に電動化できること。取り付け・取り外しも車椅子に乗ったままひとりで簡単にでき、重量は本体が約12kg、連結金具が約3kg、バッテリーが2.5kgなので、力のある方ならバラして十分車に収納できる軽さだと思う。残念ながら手が不自由な私にはひとりで取り付け、取り外しはできなかった。理由は前傾姿勢をキープしたままで両手を使って連結金具を取り付けられなかった為です。連結金具のさらなる軽量化と取付金具の位置の見直しを図れば手が不自由なユーザーにも十分可能だと思われる。
kanagu.jpg介助者がいれば取り付け、取り外しはわずか数十秒なので、割り切った使い方を想定しているユーザーにも朗報だと思う。アクセルはオートバイと同じ感覚で、ハンドルの右側にあるアクセルを握り上に回すと前進、手を離すとブレーキがかかります。8cmの段差まで楽に乗り越えられるそうで、私も街で試してみたがキャスターに引っ掛かることもなくスムーズに段差をクリアできた。強いて言えばアクセルは全く握力のないユーザーが回すには少し重く、継続して運転すると手首が疲れるなど改良の余地はあるが、個別のユーザーに合わせて操作しやすいように改造も可能だということです。 

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連結金具の取付イメージ

 

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③ 機能性:  商品特性、利便性、活用度 ★★★★★(5.0点)
チェアーライダーはまるで介助犬のように通勤、通学、買物、旅行、また電車にもそのまま乗れるなどユーザーの行動をアシストしてくれるパートナーのような機械だと思った。もちろん運転免許証不要で法律上は歩行者扱いになる。前進速度は3kmと6kmにスイッチで切り替え可能で、坂道も10%の傾斜まで登ることが可能。1回の充電で最大15kmまで走行可能だそうです。ライトもちゃんと付いているので夜間でも安全だと思う。


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試乗風景

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④ デザイン性:  見た目、デザイン性、ユニバーサルデザイン度 ★★★★★(5.0点)
コンパクトな明るいデザインで福祉用具にありがちな無機質な感じがしないところが良いと思う。

 

⑤ 価格:  コストパフォーマンス ★★★★(4.0点)
36万円という価格は他の電動補助装置と比較しても妥当な価格設定だと思う。障害者自立支援法の補装具費交付制度の対象製品なのはユーザーにとって大きい。

 

◆ 総合評価:  総評と採点ポイント、商品紹介と解説
   合計点(もしくは総合ランク) ★★★★(4.6点)
最後に試乗してみての私の感想ですが、チェアーライダーは普段、手動式車椅子に乗っている方が、チェアーライダーと車椅子を車に積んで外出先で取り付けて楽に行動するという使い方が一番メリットを感じる使い方だと思う。介助者にとっても重量が軽いのと取り付けが簡単なので大いに役立つだろう。今後は手の不自由なユーザーも視野に入れて更なるユニバーサルデザインを取り入れて使いやすくしていってもらいたいと思います。

株式会社ミキの車椅子でスポーツタイプシリーズ『FORCE』のエントリーモデルであるNOVAⅢという機種を1週間試乗しました。

① 注目度・関心度: 興味、入りやすさ(抵抗感の有無)

★★★★(4.0点)

NOVAⅢの特徴は何と言ってもコストパフォーマンスの高さだと思う。殆どのパーツを標準装備して115,000円~というベース価格はなんといってもすごい。

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② 操作性:  使いやすさ、心配り度 ★★★★(4.0点)

細部が未調整のデモ車でありながら車体重量が約10kgなので頚髄損傷C6レベルの私でもスムーズに走行できた。座幅、バックレスト高さ(背もたれ)、車軸位置をベストに調整した状態だったらもっと快適に使いこなせると実感した。
ハンドリムはビニールコーティング加工もOK。
フットレスト(足置き)はジョイントタイプとセパレートタイプの2タイプ。セパレートタイプはフットレストを左右別々に折り上げることが可能なので片麻痺の片に適していると思う。
また、オプションでアシストグリップという移乗する際やプッシュアップする際に便利なパイプを追加加工できるのが嬉しい。このパイプが役立っているユーザーもきっと大勢いるだろう。難点を強いて挙げれば、折りたたんだ時の厚みをもう少し薄くできるように研究を重ねてもらえれば、車の中へ積み込む際にもっとスムーズに積み込みができると思う。

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③ 機能性:  商品特性、利便性、活用度 ★★★★(4.0点)
この車椅子はモジュールタイプの車椅子で体格・障害レベルに合わせて車軸位置、タイヤ、キャスター、バックレスト、フットレスト(ステップ)、ブレーキなどの調整・選択が可能です。フレームの形状は1タイプで、フレームサイズ、バックレスト角度、キャンバー角はオーダー後の調整は不可能で、オーダー時にあらかじめ選定することになる。
キャスターはキャスター角度調整機能を標準装備し、オプションでクッション性のあるサスペンションキャスターホイールも選択可能。
ブレーキは取付け位置や長さも変更可能になっている。

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キャスター角度調整機能付き            車軸位置は調整可能

 

④ デザイン性:  見た目、デザイン性、ユニバーサルデザイン度 ★★★★★(5.0点)

オプションのバックレストのデザインがお洒落。基本仕様のホイールは通常のものだが、オプションではかなり高価だがかっこいいカーボンホイールや高剛性・軽量ホイールも選択可能。タイヤの種類も豊富です。オプションのバックレストのデザインを上級モデルのスーパーノーバアクシスやバスケ車などのデザインと同じものが選べるようにしてもらえると嬉しく思う。

 

⑤ 価格:  コストパフォーマンス ★★★★★(5.0点)

必要なオプション品を付けても150,000円前後の予算で収まるのはとても嬉しい。

 

◆ 総合評価:  総評と採点ポイント、商品紹介と解説
   合計点(もしくは総合ランク) ★★★★(4.4点)

最後に試乗してみての私の感想ですが、『NOVAⅢ』の対象ユーザーは、予算をだいたい15万円位と想定している方で、手動式車椅子を自操でき車も自分で運転するようなアクティブな方にもっとも適した車椅子だと思いました。NOVAⅢの機能はそのままにサイズダウンしたNOVAⅢminiも発売され、NOVAⅢでは大き過ぎで諦めていたユーザーには朗報だと思います。ベース価格が安いので価格が若干あがってでもあと1kgの軽量化をぜひとも実現してもらいたい。

オーエックスエンジニアリングの車椅子で『SX』という機種を試乗しに、千葉県船橋市にあるLaLaport内のショールームに行ってきました。SXの特徴はカタログによると、「シンプル、軽量、高剛性」というこで、早速試乗してみることに。

 

① 注目度・関心度: 興味、入りやすさ(抵抗感の有無) ★★★★★(5.0点)
2008年のニューモデルで注目の1台、頚髄損傷者で使用できるか大いに期待する1台。


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 ② 操作性:  使いやすさ、心配り度 ★★★★(4.0点)
細部が未調整のデモ車でありながら重量が約10kgなので握力のない頚髄損傷C6レベルの私でも比較的スムーズに走行できた。デモ車はハンドリムの取付間隔が狭い調整だったため、自分に合った調整をすればもっと楽に走ることができると思う。また、ハンドリムはビニールコーティング加工もOKで、ブレーキは工具なしでノブを回すだけで簡単に位置調整ができ、効き具合をいつでも変更できるのがとても便利だと思う。
フットレスト(足置き)はジョイントタイプとセパレートタイプの2タイプがあり、セパレートタイプを選択すればフットレストを左右別々に折り上げることが可能なので片麻痺の方に適していると思う。また、座面シートには簡単に折りたたむことができるベルトが全車に標準装備されている点には感心しました。
とても単純な構造だが特許だそうで、手の不自由なユーザーにも支持される訳に納得した。難点を強いて挙げれば、折りたたんだ時の厚みをもう少し薄くできるように研究を重ねてもらえれば、車の中へ積み込む際にもっとスムーズに積み込みができると思う。

 

③ 機能性:  商品特性、利便性、活用度 ★★★★★(5.0点)
第一印象はお尻、背中のフィット感がとても良い。これはバックレスト(背もたれ)の張り・緩めを工具なしで簡単に微調整できることが一番の原因だと思われる。また、メーカーによるとバックレスト角度の見直しを図ったことも起因していると思います。フレームの形状は体格・障がいレベルに合わせて全部で12種類のタイプから選択でき、車軸位置の調整も前後、上下調整可能なモジュールタイプと呼ばれる車椅子ですので幅広いユーザーに適した車椅子になっています。
キャスターは通常長年使用しているとフレームの微妙な歪みからまっすぐ転がらなくなるものだが、オーエックスではキャスターに
キャスター角、キャンバー角、上下高さ、キャスター軸の4つのアライメント調整機能を持たせたことにより操作時の直進性・回頭性を長年維持できるとのこと。また、オプションでサスペンション付きキャスターフォークや振動吸収ゴムを組み合わせたキャスターホイールも選択可能で、車椅子のキャスター技術もここまで進歩したかと関心させられた。

 

④ デザイン性:  見た目、デザイン性、ユニバーサルデザイン度 ★★★★(4.0点)
ひと目でオーエックスの車椅子だと分かる流線型デザイン。ホイールについてはデモ車では普通の着脱式ワイヤースポークだったが、オプションで100g軽量化したホイールや、かなり高価だが一部カーボンを使用したスポーティでかっこいいホイールも選択可能。フレームやタイヤも好みに合わせて各色から選択できます。その他のオプション品も豊富なところがありがたい。

 

⑤ 価格:  コストパフォーマンス ★★★(3.0点)
多機能でメインフレーム10年保証などの安心感を考慮すれば致し方ないかもしれないがベース価格の割高感は否めない。

    

◆ 総合評価:  総評と採点ポイント、商品紹介と解説
   合計点(もしくは総合ランク) ★★★★(4.2点)
最後に試乗してみての私の感想ですが、『SX』の対象ユーザーは、予算をだいたい25万円位と想定している方で、手動式車椅子を自操でき車も自分で運転するようなアクティブな方にもっともオススメの車椅子です。上肢に障害があるユーザーのためにも、ぜひとも価格はそのままであと1kgの軽量化を頑張って実現してもらいたい。