2009年5月アーカイブ

元プロレーサーで、現在は車椅子ユーザーでもある長屋宏和さんが立ち上げた車椅子ユーザー向けファッションブランド「ピロレーシング」の男性用トランクスを今回はレポートします。

 

① 注目度・関心度: 興味、入りやすさ(抵抗感の有無)
既製品のトランクスと比べて、どこにどのような工夫が施されているのか、デザイン性も含めて非常に興味あり。
★★★★★(5.0点)

 

② 操作性:  使いやすさ、心配り度
前の部分のマジックテープは、取り外しし易くするために、要望により紐を付けてもらえる。また、前の部分にはカムフラージュでボタンも付くなどデザイン性も損ねていない。
★★★★★(5.0点)

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③ 機能性:  商品特性、利便性、活用度
普通のトランクスとの大きな違いは、マジックテープで前の部分が股まで大きく開きます。また、床ずれを予防する為に、ジーンズ同様、お尻部分の縫い目を無くして、お尻部分は一枚布になっている点である。導尿が必要な車椅子ユーザーにとても配慮した製品である。
★★★★★(5.0点)

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一枚布になっているお尻部分

 

④ デザイン性:  見た目、デザイン性、ユニバーサルデザイン度
色は黒のみで赤の「PiroRacing」のロゴがオシャレ。若い人から年配の方まで、はいてもおかしくないデザインだと思う。
★★★★★(5.0点)

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⑤ 価格:  コストパフォーマンス
2枚1セットで定価¥5,250。通常のトランクスに比べると割高だが、使い勝手を考えれば妥当な値段だと思う。
★★★★(4.0点)

 

◆ 総合評価:  総評と採点ポイント、商品紹介と解説
   合計点(もしくは総合ランク)
ジーンズ同様、デザインを無視した介護する側の視点で作られた製品ではなく、車椅子ユーザーの気持ちに立った良くできた製品だと思う。
★★★★(4.8点)

元プロレーサーで、現在は車椅子ユーザーでもある長屋宏和さんが立ち上げた車椅子ユーザー向けファッションブランド「ピロレーシング」の「ピーチスマイルジーンズ」を今日は徹底レポートしたいと思います。

① 注目度・関心度: 興味、入りやすさ(抵抗感の有無)
既製品のジーンズと比べて、どこにどのような工夫が施されているのか、デザイン性も含めて非常に興味あり。
★★★★★(5.0点)

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② 操作性:  使いやすさ、心配り度
ボタンは通常のボタン仕様とマジックテープ仕様の2種類があり、マジックテープ仕様はボタン部分とファスナーに手の不自由な方むけに紐が付き、 ST330082.jpg  カムフラージュでちゃんとボタンも付いている。ファスナーは股まで大きく開くように考慮され、ファスナーのステッチも通常のジーンズと同じようにカムフラージュで入れるなどデザイン性も損ねていない。また、後ろのベルト部分にはゴムが入っており、ベルト無しでも脱げにくい作りになっている。生地は柔らかいデニム生地を使用している。
★★★★★(5.0点)

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③ 機能性:  商品特性、利便性、活用度
普通のジーンズとの大きな違いは、車椅子ユーザーがジーンズをはく時にネックとなる床ずれを予防する為に、お尻部分の縫い目を無くして、お尻部分は拘りの生地で一枚布になっている点と、シャツなどが出にくいように後ろ側の股上も座った姿勢に合わせて深くなっている点で、お尻に感覚のある私が通常のジーンズと実際にはき比べてみたが、このジーンズは明らかにお尻部分がソフトな感じを受けた。長時間座っているとその違いはもっとはっきりと分かるだろう。車椅子ユーザーだけではなく、長時間、座ったままの姿勢が多い方や、立ったりしゃがんだりの動作の多い方にも考慮したジーンズだと思う。
★★★★★(5.0点)

通常のジーンズ(左)/ピーチスマイルジーンズ(右)
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一枚布になっているお尻部分

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深い股上

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大きく開くファスナー

 

④ デザイン性:  見た目、デザイン性、ユニバーサルデザイン度
全体のシルエットは細すぎず太すぎないややゆったり目の太さで、ヒップ部分にはカムフラージュでポケットのステッチが入っている。また、ヴィンテージのジーンズをコンセプトに、ジーンズマニアに好まれる赤ミミ、月桂樹ボタンなどにも拘ったデザインになっている。裾の部分には「PiroRacing」のロゴがプリントされていてオシャレ。
★★★★★(5.0点)

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赤ミミ                       ポケットのステッチ

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⑤ 価格:  コストパフォーマンス
今回お借りしたピーチスマイルジーンズPIRO-P-001は定価¥26,500。通常のジーンズに比べると少し割高だが、床ずれ予防のことを考えれば妥当な値段にも取れる。。
★★★(3.0点)

 

◆ 総合評価:  総評と採点ポイント、商品紹介と解説
   合計点(もしくは総合ランク)
ピロレーシングのジーンズのコンセプトは、ただ単に車椅子ユーザー向けに機能性を追及したジーンズではなく、まずオシャレなデザインを第一に考え、その上で床ずれも予防するというジーンズだと聞きました。よくありがちなデザインを無視した介護する側の視点で作られた製品ではなく、健常者と同じようにお洒落を楽しみたいと思う車椅子ユーザーの気持ちに立った良くできた製品だと思う。
★★★★(4.6点)

YAMAHA製の「JWX-1」を搭載した完成車、ヤマハ軽量型電動車イス「JWアクティブS-type」を試乗したのでレポートします。

① 注目度・関心度: 興味、入りやすさ(抵抗感の有無)
「JWX-1」と「JW-Ⅱ」のどちらを購入するか迷っている方のために、利便性などの違いについて興味がある。
★★★★(4.0点)

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JWX-1ユニット構成           完成車 「JWアクティブS-type」

 

② 操作性:  使いやすさ、心配り度
「JWX-1」の大きな特徴は、今乗っている手動式車椅子にモーター付きの車輪とジョイスティック操作部を取り付けることによって簡単に電動車椅子にできること。   joysutiku.jpgJW-Ⅱとの大きな違いは指先1本で操作できることです。車椅子はそのまま折り畳みができ、ユニットの重量もJW-Ⅱより若干重い約18kgで、完成車の「JWアクティブS-type」で総重量は約30kgになるが、それでも介助者が比較的楽に車
のトランクに積み込み&収納ができるレベルだと思う。操作は車輪脇にある手動・電動の切り替えレバーでワンタッチに切り替えます。 pic_005.jpg  あとはジョイスティック1本で前進、後進、方向変換などができ、ジョイスティックから手を離すとブレーキがかかる仕組みになっている。標準装備で転倒防止バーも付いているので小さな段差や上り坂でも後ろに転倒することなく安心です。狭いところでは手動に切り替えて操作すると使いやすいと思う。また、オプションでジョイスティックレバーの形状も好みのものを選択でき、テーブルに近づくときに操作部を折り畳めるなど細かい配慮も行き届いている。
 ★★★★★(5.0点)

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操作部の折り畳み機能      ジョイスティックレバー形状

 

 ③ 機能性:  商品特性、利便性、活用度
前進速度は最大で6kmで、5段階に速度調節が可能になっているので場所に応じて使い分けるといいです。バッテリー残量も操作部に表示され、あらかじめユーザーの好みに合わせて加速度、減速度、旋回速度などを細かく設定しておくことも可能になっている。また、「JWアクティブS-type」には標準で後ろからボタンひとつで電動操作ができるスイッチが付いているので介助者の負担も軽減されます。 kaijyosousabu.jpg介助者が段差越えをサポートする際は転倒防止バーを簡単にスライドさせられるので便利です。その他にも跳ね上げ式のアームレスト(肘掛)やワンタッチで広がるフットレスト(足置き)の採用により、乗り降り、ベッドなどへの移乗が楽に行える。  また、JW-Ⅱ同様、1回の充電で約15km走行可能だそうで、海外でも使用可能なところが嬉しい。標準装備の7インチのキャスターのおかげで数センチの段差も問題なくクリアできた。上り坂は6度の傾斜まで走行可能だそうで、走行時の音もとても静かだった。
★★★★★(5.0点)

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④ デザイン性:  見た目、デザイン性、ユニバーサルデザイン度
一見、電動車椅子には見えないコンパクトなデザインが良いと思う。
★★★★★(5.0点)

 

⑤ 価格:  コストパフォーマンス
JWX-1本体が約35万円で車椅子が約10万円で合計約45万円。車椅子を他メーカーのものでオーダーすると合計金額が変わってくるが、本格的な電動車椅子に比べたらリーズナブルなのかもしれない・・・
★★★★(4.0点)

 

◆ 総合評価:  総評と採点ポイント、商品紹介と解説
   合計点(もしくは総合ランク)
「JWX-1」と「JW-Ⅱ」の大きな違いは、「JWX-1」は「JW-Ⅱ」よりさらに障害レベルが重度な方向けで、指先の機能さえ残っていれば十分操作可能な車椅子です。完成車の「JWアクティブS-type」は、介助者のことも考慮し、特に片麻痺の方にもっとも適した車椅子だと思う。腕の残存機能が多少残っている方は、少しでも腕の筋力低下を防止するために、あえて「JW-Ⅱ」を選択するのもいいかもしれない。
★★★★(4.6点)

YAMAHA製の車椅子用電動補助ユニット『JW-2』を試乗してきたのでレポート報告します。

① 注目度・関心度: 興味、入りやすさ(抵抗感の有無)
JW-Ⅱの存在はすでにご存知の方も多いかと思われるが、発売当初は非常に画期的な製品で大変驚いたのを思い出します。上肢に障害のあるユーザーや力の弱い女性、高齢者で使用した場合の参考になれば幸いです。
★★★★(4.0点)

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ユニット構成

 

② 操作性:  使いやすさ、心配り度
JW-Ⅱの大きな特徴はすべての手動式車椅子ではないが、今乗っている多くの手動式車椅子にモーター付きの車輪を取り付けることによって簡単に電動化できること。 12.gif  車椅子はそのまま折り畳みでき、ユニット総重量も約16kgで、車椅子の重量と合わせても30kgに満たない重さなので、介助者が比較的楽に車のトランクに積み込み&収納できると思う。モーターアシストをオンにするには車輪脇にある手動・電動の切り替えボタンを押すだけ。
しばらく静止状態が続くと自動的にモーターアシストがオフになりバッテリーの節約をしてくれます。モーターアシストをオンにして漕ぐと、慣れるまではあまりの軽さに違和感があるが2、3日もすれば完全に慣れると思う。坂道もほとんど力を使わず、まるで誰かに押してもらっているかのように楽に漕げます。下り坂では自動で減速し、標準装備で転倒防止バーも付いているので小さな段差や上り坂でも後ろに転倒することなく安心です。 suichi.jpg★★★★★(5.0点)

 

 

 

 

 

 

③ 機能性:  商品特性、利便性、活用度
前進速度は最大で6kmで、1回の充電で約15km走行可能だそうです。障害に応じてハンドリムを握れる人用のAタイプ、ハンドリムを握れない人用のBタイプ、片麻痺用のCタイプと全部で3タイプ用意されているのは有難い。また、充電器もAC100V~240Vに対応しているので海外旅行先などでも使用可能なところも嬉しい。★★★★★(5.0点)

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ハンドリムAタイプ                    ハンドリムBタイプ

 

④ デザイン性:  見た目、デザイン性、ユニバーサルデザイン度
一見、電動車椅子には見えないコンパクトなデザインが良いと思う。★★★★★(5.0点)

 

⑤ 価格:  コストパフォーマンス
ユニット価格が30万円以上でまだまだ高価だが、介護保険制度でのレンタル、障害者自立支援法の補装具費交付制度の対象製品なのはユーザーにとって大きい。★★★★(4.0点)

 

◆ 総合評価:  総評と採点ポイント、商品紹介と解説
   合計点(もしくは総合ランク)
JW-Ⅱは上肢に障害のあるユーザーや力の弱い女性、高齢者などが手動式車椅子を漕ぐのは困難だが、完全な電動車椅子までは必要ないとい方にもっとも適していると思う。比較的重量が軽いので介助者にとってもトランクなどへの積み込みも可能だし、ほとんどの交通機関でも問題なく利用できると思う。近い将来、車椅子とユニットの総重量が15kgを切る時が来れば、車を運転する車椅子ユーザーが介助者なしで車椅子の積み込みが可能になる人も多いと思うので、夢のような車椅子の誕生になると思う。
★★★★(4.6点)

株式会社ニッシン自動車工業製造の自動車への車椅子収納装置『オートボックス』を実際に見てきたのでご紹介します。

 ① 注目度・関心度: 興味、入りやすさ(抵抗感の有無) ★★★★★(5.0点)
介助者の視点に立った製品ではなく、車椅子ユーザー自身の視点に立った製品で個人的にも非常に興味あり。


セダン取付例
  

② 操作性:  使いやすさ、心配り度 ★★★★★(5.0点)
オートボックスの最大のメリットは、今まで簡易型電動車椅子は重くて自力で車に積み込むことができなかったが、折畳み式の簡易型電動車椅子なら積み込みが可能になったことだと思う。簡易型電動車椅子とオートボックスをセットで利用すれば重度の障害者でも10年前には考える事も出来なかったような生活の幅が格段に広がると思う。もちろん手動式車椅子のユーザーであっても女性や腕の力が弱い方にも大変便利な装置だと思う。使い方は車椅子から運転席に移乗後、車椅子を折り畳み、リモコンスイッチを入れるとクルマの屋根に装着したオートボックスが90度水平回転、オートボックスの先端部からフック付きのひもが下りてくるのでフックを車椅子にかけて再度スイッチを押すと、車椅子は引き上げられてオートボックスに収納され、オートボックスは元の位置に戻るという仕組みである。収納までにかかるスピードも1分あれば十分の早さ。また、ボックスの展開時にちょっとした雨よけ(傘)がわりになるのも嬉しい。

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右側展開例

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左側展開例

③ 機能性:  商品特性、利便性、活用度 ★★★★★(5.0点)
セダン、ミニバン、ワンボックスカー、軽自動車に取り付け可能だが、必ず車両購入前にオートボックが取り付け可能か相談したほうがいいだろう。また、ほとんどの手動式車椅子(折畳み式の簡易型電動車椅子)を収納可能だが、一部の折り畳みできない車椅子や30kgを超える車椅子は収納できない。右側展開、左側展開の選択が可能で左ハンドルの外車にも対応。

 

④ デザイン性:  見た目、デザイン性、ユニバーサルデザイン度 ★★★★★(5.0点)
車のデザインを損ねることなく、まさか車椅子が収納されているとは思えないスマートなデザインが良いと思う。オプションで車の色に合せた塗装もできます。

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オプションカラー(ブラック)

⑤ 価格:  コストパフォーマンス ★★★★(4.0点)
取付工賃込みで570,000円~という価格はこれらの機能や見た目からすると意外に安いと思う。

 

◆ 総合評価:  総評と採点ポイント、商品紹介と解説
   合計点(もしくは総合ランク) ★★★★(4.8点)
今のところ欠点を挙げるとしたら少しでも価格を安くできたらと思うぐらいで、他には何も見つからないと言うほど良くできた製品だと思う。近い将来、助成金の対象製品になることを望む。