2009年6月アーカイブ

今回も自助具・介護用品を輸入販売しているプロト・ワンさんの「靴下エイド」という靴下を履くときの自助具をレポートします!

① 注目度・関心度: 興味、入りやすさ(抵抗感の有無)
両手・両足が不自由な車椅子ユーザーに役立つものか期待する。
★★★★★(5.0点)

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外観
 

② 操作性:  使いやすさ、心配り度
使い方は三つに割れた方を先端にして靴下を靴下エイドに履かせます。できるだけ奥まで履かせたほうが履きやすくなるが、手の不自由な方には難しいので、最低でも靴下のかかと部分までは履かせて下さい。できるだけ伸びやすい靴下を選ぶことをオススメします。あとは足を組み、青いナイロン地に足を入れてゆっくりと紐を引き、靴下エイドを引き抜けば比較的楽に靴下が履けます。
★★★★(4.0点)

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1.まずは足を組む

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2.靴下を靴下エイドに履かせる

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3.ゆっくりと紐を引っ張る

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4.完了

③ 機能性:  商品特性、利便性、活用度
内側は足がすべり込みやすいようにナイロン地で、外側は靴下が抜けにくいようにタオル状の布になっている。ただ、外側はもう少し靴下を履かせやすい材質にしてもらえると、手が不自由な方には更に便利になると思う。手洗いが可能なのは衛生的に良いと思う。
★★★★(4.0点)

 

④ デザイン性:  見た目、デザイン性、ユニバーサルデザイン度
先端部分はあらかじめもう少し靴下を履かせやすい形状だとありがたい。
★★★(3.0点)

 

⑤ 価格:  コストパフォーマンス
1個あれば半永久的に使え、定価¥3,780は妥当だと思う。
★★★★(4.0点)

 

◆ 総合評価:  総評と採点ポイント、商品紹介と解説
   合計点(もしくは総合ランク)
靴下エイドは、かがんで靴下を履きにくい方にもっとも役立つ自助具だと思いました。両手・両足が不自由な車椅子ユーザーでも、指先で多少靴下を引っ張ることができれる方なら、何も使わずに靴下を履くより十分役立つ自助具だと思う。
★★★★(4.0点)

今回も自助具・介護用品を輸入販売しているプロト・ワンさんの「ブックホルダー」という本を読むときに便利な自助具をレポートします。

① 注目度・関心度: 興味、入りやすさ(抵抗感の有無)
両手が不自由な人や片手で読書をする人に役立つものか期待する。
★★★★(4.0点)

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② 操作性:  使いやすさ、心配り度
ブックホルダーは両手が不自由な私でも簡単に開くことができ、自分ひとりで本にセットできたことが大きい。
使い方はいたって簡単で、二つ折りになっているブックホルダーを開くだけ。あとは本の両脇に挟めば手で押さえることなく本が読める。ページも片手でめくれます。
★★★★★(5.0点)

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二つ折りの状態               開いた状態 

 

③ 機能性:  商品特性、利便性、活用度
文庫・新書サイズ(A6判)の本の読書が手を使わずに楽しめ、ページも片手でめくれます。読み終えたページにブックホルダーを挟んでおけばブックマークとしても使えます。ブックホルダーの開いたときの長さは23.5cmです。30cmぐらいまで伸縮できたら使える本の種類も増えると思う。
★★★★(4.0点)

 

④ デザイン性:  見た目、デザイン性、ユニバーサルデザイン度
誰にとっても使えるユニバーサルデザインだと思う。
★★★★★(5.0点)

 

⑤ 価格:  コストパフォーマンス
1個あれば半永久的に使え、定価¥1,470はお手頃です。
★★★★★(5.0点)

 

◆ 総合評価:  総評と採点ポイント、商品紹介と解説
   合計点(もしくは総合ランク)
ブックホルダーは両手が不自由な人や片手で読書をしなければならない人にとても役立つ自助具でした。文庫・新書サイズより大きい本にも対応していたら、なお良かったと思う。
★★★★(4.6点)

今回は自助具・介護用品を輸入販売しているプロト・ワンさんの「ソフトグリップボタンかけ」という衣服のボタンを留めるための自助具をレポートします。

① 注目度・関心度: 興味、入りやすさ(抵抗感の有無)
既製品でたくさんのボタンかけがある中で、手指が完全に麻痺している頚髄損傷者でも使えるか大いに期待。
★★★★★(5.0点)

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② 操作性:  使いやすさ、心配り度
わずか30gでとても軽い。グリップの素材はラバーで滑りにくく、太さは直径3cmで太めなので握りやすいサイズだと思う。
使い方は先端をボタン穴の表側から差し込みボタンに引っかけたら、ボタンかけごとボタン穴から引き抜く要領です。ボタンを外すには先端をボタン穴の裏側から完全に差し込み、ボタンの表面を滑らすようにボタンかけを引き抜くと外せます。慣れるまで練習が必要だが、コツは片方の手で衣服を押さえながら行うことです。
★★★★★(5.0点)

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ボタン穴の表側から差し込む      ボタン穴から引き抜く

 

③ 機能性:  商品特性、利便性、活用度
長さ22.5cmで短すぎず長すぎずで使い勝手がとても良い。先端はボタンかけとして、反対側にはファスナーの上げ下げ用にかぎ状のフックが付いているので、これ1本あればシャツやファスナーの上げ下げにとても重宝すると思う。
★★★★★(5.0点)

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④ デザイン性:  見た目、デザイン性、ユニバーサルデザイン度
誰にとっても使えるユニバーサルデザインだと思う。
★★★★★(5.0点)

 

⑤ 価格:  コストパフォーマンス
ネット通販で1000円程で買えるボタンかけもあるので、定価2,940円は少々高く感じるかもしれない。。
★★★★(4.0点)

 

◆ 総合評価:  総評と採点ポイント、商品紹介と解説
   合計点(もしくは総合ランク)
ソフトグリップボタンかけは幅広い方に適したボタンかけだと思います。手指が完全に麻痺している頚髄損傷者の私でもボタン1つを留めるのに掛かった時間は約1分です。時間が掛かっても自分ひとりでできるということが重要です。この手の自助具は一昔前なら作業療法士の先生に作ってもらうものだったが、今では既製品としてネット販売されているのは入手しやすく大変ありがたいと思う。
★★★★(4.8点)

2009年春、日本のモータースポーツで最大の知名度である鈴鹿サーキットが、1962年9月のオープン以来初めて改修され、大幅にバリアフリーを取り入れた施設に生まれ変わりました。

 

鈴鹿サーキット公式HP
http://www.suzukacircuit.jp/


この改修をきっかけに元レーサーで現在は車椅子ユーザーでもある長屋宏和さんが、鈴鹿サーキットにバリアフリーを取り入れて貰おうと、車椅子ユーザーの目線から事前にバリアフリーの要望を伝え、この度見事に実現しオープンしました!

 

新生鈴鹿サーキットのバリアフリー調査
http://ameblo.jp/piroracing/theme-10004385258.html
 

素晴らしくまれ変わった鈴鹿サーキットを多くの方々に知って頂き、
楽しく快適にレース観戦して頂きたいと長屋さんはおっしゃっていました。

ピクニック代表PROFILE

 

DSC01073.JPG2.jpg岩永 修三(いわなが しゅうぞう)

昭和46年2月17日生

千葉県在住

身体障害者1種1級(頚髄損傷C6)

 

19歳の時、車でドライブ中にスリップ事故を起こし、生死を彷徨う。奇跡的に一命を取りとめ、家族や高校時代の友人に支えられながら5年間の入院、リハビリ訓練を乗り切り、重度の後遺障害は残ったが社会復帰、安定した大企業に就職する。

 

事故前までは健常者だったため、車椅子になってはじめて世の中の不便さ、まだまだ日本はハンディキャップを持つ人に優しい社会でないことを様々なことで思い知らされる。

 
安定した大企業に就職したが、そこでの平凡な仕事内容に自分自身が疑問を抱き、かねてから自分と同じような障害を持った人たちに何か役立つことがしたい、何か自分にしかできないことがあるのではないかと考えていたこともあり、周りの反対もあったが押し切って退職する。

 

すぐに高校時代からの友人(現在の会社の社長)も自分の考えに賛同してくれて、ボランティアではなく、民間企業として日本のバリアフリー社会の充実をすすめるためにバリアフリーポータルサイト『ピクニック』を立ち上げる。

 

現在、日本全国バリアフリー情報、福祉機器情報、障がい者と健常者のコミュニティ、各種イベントの開催など、様々な企業を巻き込んだバリアフリー社会の推進に奮闘中。

 

 

【小話】

 

元々前向きな性格もあり、高校時代の友人達の中でも中心的な存在だった。高校卒業後、1年間浪人生活を送るが大学受験を途中で断念し、19歳の5月に就職する。心機一転就職して、わずか4ヶ月後の大事故。19歳という年齢、これからの人生を夢見ていたところに車椅子というだけでなく、手足の自由が一生利かない苦しみ。

 

自分はもうだめなんじゃないか、人に迷惑をかけるだけの邪魔者なのではないか。。

 

全てを諦めかけていた。。

 

そんな時に友人達は誰も哀れみをかけるのではなく、以前と何も変わらない態度で接してくれる。自分は様々な人に支えられていることを知る。時間と共に徐々に本来の前向きさを取り戻し、「自分も人にしてもらうだけではなく、人のために何かしなくては!」と考え方が変わり始める。

 

その為にまずは、身の周りのことを自分ひとりでできるようにリハビリ訓練に明け暮れた。衣服の着脱から始まり、ベット、トイレ、お風呂への移動、最終的にはまた好きだった車の運転もできるまでになった。

 

私の友人は皆、車椅子の不便さ、飲みに行っても入れる店が限られる、トイレが無いといった不便さを身をもって知っている。障がい者だけでなく、高齢者やその家族、友人達でこの不便さを感じている人はきっと少なくないはず。。

 

ピクニックを立ち上げたきっかけは、自分と社長のそうした思いから始まり現在に至る。

 

将来の目標は、ピクニックが日本の福祉の発展に寄与し、社長をはじめ、今まで自分を支えてくれた多くの友人や家族に恩返ししたいと思っています。

 

 

 

 

元プロレーサーで、現在は車椅子ユーザーでもある長屋宏和さんが立ち上げた車椅子ユーザー向けファッションブランド「ピロレーシング」の車椅子用レインコートを今回はレポートします。

 

① 注目度・関心度: 興味、入りやすさ(抵抗感の有無)
世の中に車椅子用レインコートは多数あるが、自らも車椅子ユーザーである長屋さんが考案した車椅子用レインコートは、どのような工夫が施されているのか、実用性とデザイン性も含めて非常に興味あり。
★★★★★(5.0点)

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② 操作性:  使いやすさ、心配り度
着るのは至って簡単でフードからスッポリと被るだけ。重さも軽いのでほとんどの車椅子ユーザーが自分ひとりで脱ぎ着できると思う。袖もあえて無くし、車椅子操作にも支障を来たさないデザインになっている。また、フードの前の部分だけは視界を良くする為にクリアーにするなど細かい配慮もされている。
★★★★★(5.0点)

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③ 機能性:  商品特性、利便性、活用度
前の部分のボタンは実はマグネットで、留めたり外したりが非常に楽でとてもいいアイデアだと思う。試着すると通常の車椅子だったら足先から背中までスッポリと隠れ、大雨でも全く心配ないと思う。また、タイヤに巻き込むこともないデザインになっている。サイズも各種あり、オーダーメイドでの製作も可能だそうだ。
★★★★★(5.0点)

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④ デザイン性:  見た目、デザイン性、ユニバーサルデザイン度
胸の部分と背中には赤で「PiroRacing」のロゴが入っている。若い人から年配の方まで使用できるデザインだと思う。
★★★★★(5.0点)

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⑤ 価格:  コストパフォーマンス
定価¥6,000は妥当な価格だと思う。
★★★★(4.0点)

 

◆ 総合評価:  総評と採点ポイント、商品紹介と解説
   合計点(もしくは総合ランク)
折り畳めばカバンに入る大きさで、とても車椅子ユーザーの気持ちに立ったアイデア商品だと思う。
★★★★(4.8点)