車椅子の最近のブログ記事

パンテーラの車椅子でベーシックモデルの『S2ショート』という機種を試乗しましたのでレポート掲載します。

① 注目度・関心度: 興味、入りやすさ(抵抗感の有無) ★★★★★(5.0点)
福祉先進国スウェーデン製の車椅子とはどういうものか?世界最軽量の車椅子というものはどれくらい軽いのか?頚髄損傷者で使用できるか大いに期待する1台。

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              S2ショート

 

② 操作性:  使いやすさ、心配り度 ★★★★(4.0点)
第一印象は車椅子自体の転がり方が全然違う。ひと言で言うと惰性でよく進む感じ。重量がわずか8kgなのもあるが、フレーム、キャスターにも秘密があると思う。握力のない頚髄損傷C6レベルの私でも楽に走行できた。ハンドリムに握力のない方向けにビニールコーティング加工や片側だけで両方のブレーキが掛けられるオプションを選べるのも嬉しい。
次に車への積み込みを試してみた。パンテーラはすべてリジット(固定)フレームで折りたたみはできません。車へ積み込む際はタイヤ、サイドガード(側板)などをフレームから取り外して別々に積み込むことになる。手の不自由なユーザーにとってはタイヤの取り付け、取り外しが一番の難題なのだが、オプションの自助具を使用してタイヤ脱着を試みたがスムーズにはタイヤの取り付け、取り外しができず、慣れるまでには相当時間が必要だと実感した。

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自助具(テトラ・クイック・レリーズ)

手の不自由なユーザーにとってはオプションのスパイダーホイールの方がスポークの間隔が広く、タイヤの取り外しが扱いやすいだろうと思う。
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    スパイダーホイール

手の不自由なユーザーでパンテーラに乗り換えを検討しているユーザーは購入前に必ず自分で積み込みが出来るか試す必要がある。

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 フレーム本体を折り畳んだ状態

 

③ 機能性:  商品特性、利便性、活用度 ★★★★★(5.0点)
長時間座っていても疲れない車椅子というのもパンテーラのこだわりで、基本は骨盤で座ることだそうです。腹筋、背筋のない人で今までずっこけて座っていた人は慣れるまで不安定で違和感を感じると思いますが、バックレスト(背もたれ)の張り・緩めを微調整し、オプションのアームレスト(肘掛)とセットで座ると不安定さも無くなり座り心地の良さと姿勢の良さに納得した。その他にフレームの車軸位置の調整は前後調整可能でバックレスト(背もたれ)の角度は無段階に調整可能になっているのでユーザーの障害、体型、希望に合わせて必ずベストポジションが見つけられると思う。

 

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バックレスト角度は無段階調整可能     バックレストの張り・緩めを調整

 

キャスターは溝にはまりにくい幅広な5インチを採用し転がりもバツグンでした。身長170cmの私にはS2ショートでちょうどいいサイズでしたが175cm以上の人はS2がいいかもしれません。また、日本人の体型に合わせて座面高さがもう少し低いS2ショート&ローというモデルも発売されたそうなので選択肢が増えて嬉しいと思う。
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   横から見た姿勢            キャスター&フットレスト

 

④ デザイン性:  見た目、デザイン性、ユニバーサルデザイン度 ★★★★(4.0点)
派手さは無く、とにかくシンプルなデザイン。ホイールはオプションでスポーティなホイールも選択可能。フレームも好みに合わせて各色から選択できる。

 

⑤ 価格:  コストパフォーマンス ★★★(3.0点)
10年以上使用する目的で購入するのであれば、オプション込みで40万円の車椅子もさほど高い買物でもないのかもしれないが、やはりベース価格の割高感は否めない。

 

◆ 総合評価:  総評と採点ポイント、商品紹介と解説
   合計点(もしくは総合ランク) ★★★★(4.2点)
試乗してみての私の感想ですが、『S2ショート』の対象ユーザーは、予算をだいたい40万円位と想定している方で、身長175cm位までの上肢に障害の無い方で、車も自分で運転するようなアクティブな方にもっともオススメの車椅子です。上肢に障害がある方でも自分で車の運転をしない方なら割り切って購入するのもいいかもしれない。最後に上肢に障害のあるユーザーを代表して、今後ぜひとも上肢に障害のあるユーザー向けの専用機種の開発を望む。

株式会社ミキの車椅子でスポーツタイプシリーズ『FORCE』のエントリーモデルであるNOVAⅢという機種を1週間試乗しました。

① 注目度・関心度: 興味、入りやすさ(抵抗感の有無)

★★★★(4.0点)

NOVAⅢの特徴は何と言ってもコストパフォーマンスの高さだと思う。殆どのパーツを標準装備して115,000円~というベース価格はなんといってもすごい。

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② 操作性:  使いやすさ、心配り度 ★★★★(4.0点)

細部が未調整のデモ車でありながら車体重量が約10kgなので頚髄損傷C6レベルの私でもスムーズに走行できた。座幅、バックレスト高さ(背もたれ)、車軸位置をベストに調整した状態だったらもっと快適に使いこなせると実感した。
ハンドリムはビニールコーティング加工もOK。
フットレスト(足置き)はジョイントタイプとセパレートタイプの2タイプ。セパレートタイプはフットレストを左右別々に折り上げることが可能なので片麻痺の片に適していると思う。
また、オプションでアシストグリップという移乗する際やプッシュアップする際に便利なパイプを追加加工できるのが嬉しい。このパイプが役立っているユーザーもきっと大勢いるだろう。難点を強いて挙げれば、折りたたんだ時の厚みをもう少し薄くできるように研究を重ねてもらえれば、車の中へ積み込む際にもっとスムーズに積み込みができると思う。

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③ 機能性:  商品特性、利便性、活用度 ★★★★(4.0点)
この車椅子はモジュールタイプの車椅子で体格・障害レベルに合わせて車軸位置、タイヤ、キャスター、バックレスト、フットレスト(ステップ)、ブレーキなどの調整・選択が可能です。フレームの形状は1タイプで、フレームサイズ、バックレスト角度、キャンバー角はオーダー後の調整は不可能で、オーダー時にあらかじめ選定することになる。
キャスターはキャスター角度調整機能を標準装備し、オプションでクッション性のあるサスペンションキャスターホイールも選択可能。
ブレーキは取付け位置や長さも変更可能になっている。

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キャスター角度調整機能付き            車軸位置は調整可能

 

④ デザイン性:  見た目、デザイン性、ユニバーサルデザイン度 ★★★★★(5.0点)

オプションのバックレストのデザインがお洒落。基本仕様のホイールは通常のものだが、オプションではかなり高価だがかっこいいカーボンホイールや高剛性・軽量ホイールも選択可能。タイヤの種類も豊富です。オプションのバックレストのデザインを上級モデルのスーパーノーバアクシスやバスケ車などのデザインと同じものが選べるようにしてもらえると嬉しく思う。

 

⑤ 価格:  コストパフォーマンス ★★★★★(5.0点)

必要なオプション品を付けても150,000円前後の予算で収まるのはとても嬉しい。

 

◆ 総合評価:  総評と採点ポイント、商品紹介と解説
   合計点(もしくは総合ランク) ★★★★(4.4点)

最後に試乗してみての私の感想ですが、『NOVAⅢ』の対象ユーザーは、予算をだいたい15万円位と想定している方で、手動式車椅子を自操でき車も自分で運転するようなアクティブな方にもっとも適した車椅子だと思いました。NOVAⅢの機能はそのままにサイズダウンしたNOVAⅢminiも発売され、NOVAⅢでは大き過ぎで諦めていたユーザーには朗報だと思います。ベース価格が安いので価格が若干あがってでもあと1kgの軽量化をぜひとも実現してもらいたい。

オーエックスエンジニアリングの車椅子で『SX』という機種を試乗しに、千葉県船橋市にあるLaLaport内のショールームに行ってきました。SXの特徴はカタログによると、「シンプル、軽量、高剛性」というこで、早速試乗してみることに。

 

① 注目度・関心度: 興味、入りやすさ(抵抗感の有無) ★★★★★(5.0点)
2008年のニューモデルで注目の1台、頚髄損傷者で使用できるか大いに期待する1台。


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 ② 操作性:  使いやすさ、心配り度 ★★★★(4.0点)
細部が未調整のデモ車でありながら重量が約10kgなので握力のない頚髄損傷C6レベルの私でも比較的スムーズに走行できた。デモ車はハンドリムの取付間隔が狭い調整だったため、自分に合った調整をすればもっと楽に走ることができると思う。また、ハンドリムはビニールコーティング加工もOKで、ブレーキは工具なしでノブを回すだけで簡単に位置調整ができ、効き具合をいつでも変更できるのがとても便利だと思う。
フットレスト(足置き)はジョイントタイプとセパレートタイプの2タイプがあり、セパレートタイプを選択すればフットレストを左右別々に折り上げることが可能なので片麻痺の方に適していると思う。また、座面シートには簡単に折りたたむことができるベルトが全車に標準装備されている点には感心しました。
とても単純な構造だが特許だそうで、手の不自由なユーザーにも支持される訳に納得した。難点を強いて挙げれば、折りたたんだ時の厚みをもう少し薄くできるように研究を重ねてもらえれば、車の中へ積み込む際にもっとスムーズに積み込みができると思う。

 

③ 機能性:  商品特性、利便性、活用度 ★★★★★(5.0点)
第一印象はお尻、背中のフィット感がとても良い。これはバックレスト(背もたれ)の張り・緩めを工具なしで簡単に微調整できることが一番の原因だと思われる。また、メーカーによるとバックレスト角度の見直しを図ったことも起因していると思います。フレームの形状は体格・障がいレベルに合わせて全部で12種類のタイプから選択でき、車軸位置の調整も前後、上下調整可能なモジュールタイプと呼ばれる車椅子ですので幅広いユーザーに適した車椅子になっています。
キャスターは通常長年使用しているとフレームの微妙な歪みからまっすぐ転がらなくなるものだが、オーエックスではキャスターに
キャスター角、キャンバー角、上下高さ、キャスター軸の4つのアライメント調整機能を持たせたことにより操作時の直進性・回頭性を長年維持できるとのこと。また、オプションでサスペンション付きキャスターフォークや振動吸収ゴムを組み合わせたキャスターホイールも選択可能で、車椅子のキャスター技術もここまで進歩したかと関心させられた。

 

④ デザイン性:  見た目、デザイン性、ユニバーサルデザイン度 ★★★★(4.0点)
ひと目でオーエックスの車椅子だと分かる流線型デザイン。ホイールについてはデモ車では普通の着脱式ワイヤースポークだったが、オプションで100g軽量化したホイールや、かなり高価だが一部カーボンを使用したスポーティでかっこいいホイールも選択可能。フレームやタイヤも好みに合わせて各色から選択できます。その他のオプション品も豊富なところがありがたい。

 

⑤ 価格:  コストパフォーマンス ★★★(3.0点)
多機能でメインフレーム10年保証などの安心感を考慮すれば致し方ないかもしれないがベース価格の割高感は否めない。

    

◆ 総合評価:  総評と採点ポイント、商品紹介と解説
   合計点(もしくは総合ランク) ★★★★(4.2点)
最後に試乗してみての私の感想ですが、『SX』の対象ユーザーは、予算をだいたい25万円位と想定している方で、手動式車椅子を自操でき車も自分で運転するようなアクティブな方にもっともオススメの車椅子です。上肢に障害があるユーザーのためにも、ぜひとも価格はそのままであと1kgの軽量化を頑張って実現してもらいたい。