YAMAHA製の「JWX-1」を搭載した完成車、ヤマハ軽量型電動車イス「JWアクティブS-type」を試乗したのでレポートします。
① 注目度・関心度: 興味、入りやすさ(抵抗感の有無)
「JWX-1」と「JW-Ⅱ」のどちらを購入するか迷っている方のために、利便性などの違いについて興味がある。
★★★★(4.0点)

JWX-1ユニット構成 完成車 「JWアクティブS-type」
② 操作性: 使いやすさ、心配り度
「JWX-1」の大きな特徴は、今乗っている手動式車椅子にモーター付きの車輪とジョイスティック操作部を取り付けることによって簡単に電動車椅子にできること。
JW-Ⅱとの大きな違いは指先1本で操作できることです。車椅子はそのまま折り畳みができ、ユニットの重量もJW-Ⅱより若干重い約18kgで、完成車の「JWアクティブS-type」で総重量は約30kgになるが、それでも介助者が比較的楽に車のトランクに積み込み&収納ができるレベルだと思う。操作は車輪脇にある手動・電動の切り替えレバーでワンタッチに切り替えます。
あとはジョイスティック1本で前進、後進、方向変換などができ、ジョイスティックから手を離すとブレーキがかかる仕組みになっている。標準装備で転倒防止バーも付いているので小さな段差や上り坂でも後ろに転倒することなく安心です。狭いところでは手動に切り替えて操作すると使いやすいと思う。また、オプションでジョイスティックレバーの形状も好みのものを選択でき、テーブルに近づくときに操作部を折り畳めるなど細かい配慮も行き届いている。
★★★★★(5.0点)

操作部の折り畳み機能 ジョイスティックレバー形状
③ 機能性: 商品特性、利便性、活用度
前進速度は最大で6kmで、5段階に速度調節が可能になっているので場所に応じて使い分けるといいです。バッテリー残量も操作部に表示され、あらかじめユーザーの好みに合わせて加速度、減速度、旋回速度などを細かく設定しておくことも可能になっている。また、「JWアクティブS-type」には標準で後ろからボタンひとつで電動操作ができるスイッチが付いているので介助者の負担も軽減されます。
介助者が段差越えをサポートする際は転倒防止バーを簡単にスライドさせられるので便利です。その他にも跳ね上げ式のアームレスト(肘掛)やワンタッチで広がるフットレスト(足置き)の採用により、乗り降り、ベッドなどへの移乗が楽に行える。
また、JW-Ⅱ同様、1回の充電で約15km走行可能だそうで、海外でも使用可能なところが嬉しい。標準装備の7インチのキャスターのおかげで数センチの段差も問題なくクリアできた。上り坂は6度の傾斜まで走行可能だそうで、走行時の音もとても静かだった。
★★★★★(5.0点)

④ デザイン性: 見た目、デザイン性、ユニバーサルデザイン度
一見、電動車椅子には見えないコンパクトなデザインが良いと思う。
★★★★★(5.0点)
⑤ 価格: コストパフォーマンス
JWX-1本体が約35万円で車椅子が約10万円で合計約45万円。車椅子を他メーカーのものでオーダーすると合計金額が変わってくるが、本格的な電動車椅子に比べたらリーズナブルなのかもしれない・・・
★★★★(4.0点)
◆ 総合評価: 総評と採点ポイント、商品紹介と解説
合計点(もしくは総合ランク)
「JWX-1」と「JW-Ⅱ」の大きな違いは、「JWX-1」は「JW-Ⅱ」よりさらに障害レベルが重度な方向けで、指先の機能さえ残っていれば十分操作可能な車椅子です。完成車の「JWアクティブS-type」は、介助者のことも考慮し、特に片麻痺の方にもっとも適した車椅子だと思う。腕の残存機能が多少残っている方は、少しでも腕の筋力低下を防止するために、あえて「JW-Ⅱ」を選択するのもいいかもしれない。
★★★★(4.6点)










